なぜ仕事で評価されないのか「上司が求める方向とのズレ」

間違った方向に仕事を進めている人

一生懸命仕事をしているのに仕事の評価が低い人は、仕事の方向性が間違っているのかもしれません。仕事に慣れてきて仕事ができる実感がある人ほど、自分の仕事だけに夢中になり、悪い意味で言えば独善的になることがあります。自分は絶対正しい方向性で仕事をしていると思い込んでいて、上司が求めている方向性とは違う方向に進んでしまっていることもあるでしょう。上司は自分と違う方向性で仕事を進めている人に対して、修正したいとは思っても高い評価をしたいとは思いません。また独善的になると周囲のスタッフと考えがずれるため、成果を出すのも難しくなります。お客さんのため、社会のためと独善的になっていけばいくほど、上司や周囲のスタッフと溝ができて孤立していくかもしれません。

説得しても根に持たれてしまう人

上司の目指している方向性が間違っていると思い、上司や周囲のスタッフの説得を試みる人もいます。周囲の協力を得られる状態にしてから仕事を進めれば一応の成果が出るかもしれません。しかし説得された上司やスタッフの心の中には、「引っかかり」が残ります。「いつか失敗をすれば良い」というような嫉妬心を生むこともあります。仕事で評価をされることに集中するなら、上司が目指している方向で、まずは全力で努力をすることが大切です。仕事をしているうちに組織がなぜこの方向性で進めたいのかの理由が分かり、自分と折り合いがつけられるかもしれません。まずは自分の考えは置いて、組織のためにスタッフと協力して仕事を進めて行ける人が、仕事で評価がされやすい人です。

上司を利用できない人

仕事を一生懸命頑張っていても、すべて自分の力でやろうとしては、なかなか良い成果が出ません。上手に上司を利用して、仕事に巻き込んでいくことも大切なスキルです。難しい局面では上司の顔の広さや交渉のスキルに頼るなど、上司をコントロールしながら仕事を成功させましょう。このようなやり方で仕事をすると、仕事が成功した時は上司の手柄にもなります。もちろん上司は悪い気がしませんし、そのような機会を作ってくれた人の仕事ぶりを高く評価するでしょう。逆に自分だけで頑張ろうとして成果が出ない場合、上司から見れば勝手な仕事をして、勝手に失敗をしたように見えます。